なんと、エジソンより約20年も前に世界で初めて音を記録に残した人がいます。
それは、フランスの植字工・鋳職人のEdouard-Leon・Scott de Martinville。彼は、世界最初の録音機「phonautograph」を発明しました。しかし、これはあくまでも音を「記録」させるだけのもので、当初から再生は想定されていないものでした。
今回、この紙の上に残された「音の線」を、 音に変換する事に成功したそうです。
その音源はこちら
Au Clair de la Lune [mp3].
この曲は、1860年4月9日に録音された「Au Clair de la Lune」 というフォークソングで、すすで黒くされた紙に記されたパターンを、高画質スキャンによるイメージとそれを読み取る「仮想の針」を使う事で音を再現することに成功したそうです。
あの発明王エジソンよりも先んじること約20年…再生装置が加わっていれば、間違いなく「録音の父」になっていたのは彼だったのでしょうね。
The Phonautograph: Hear Sound Recorded in 1860
http://www.retrothing.com/2008/03/the-phonoautogr.html
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